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院長ブログ

コロナウイルスワクチンの筋肉注射ってどうするの?(2021.03.09更新)

本日はコロナウイルスワクチンの接種方法について解説したいと思います。

恐らくみなさんもニュースや新聞などで目にした事があるかと思います。

馴染みのあるワクチン接種は日本ではほとんど皮下注射です。

(インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなど、、、)

 

じゃあ筋肉注射ってどう違うの?

海外でのワクチン接種のニュースを見て上腕外側から垂直にぶっ指しているのを見て違和感を覚えたのではないでしょうか?

ワクチン接種を打つ医療従事者は解剖学的な知識を持っている(はず?)ので安心できる、というわけではありません。

特にワクチンを打つ割合が多い上腕外側部は整形外科医にとって手術で展開することの多い部位です。そのため解剖学的な観点から分かりやすく説明できればと思います。

特に注意すべき組織

腋窩神経、橈骨神経、(三角筋下)滑液包 となります。

それぞれの対策としては、

・腋窩神経損傷を防ぐため肩峰から十分に距離を離した部位(約5cmほど)へ注射を行う

・腰に手を当てると肩関節内旋位となり橈骨神経損傷の危険が高くなる

 →腰に手を当てない 腕を自然におろし手のひらを体に向けておく

・滑液包への注入を防ぐ

 →三角筋下滑液包や肩峰下滑液包は肩関節近傍に位置するためやはり5cmほど肩峰から距離を取る事が重要です

以下は推奨されていません!

腰に手を当てる

ワクチン接種部位を揉む

逆血を確認する

以前は教科書に載っていたこれらは基本的には推奨されません!

昔の常識は現在の非常識とはよく言ったものです。

参考に奈良県立医科大学から配布されている筋肉注射マニュアルをご覧ください。イメージがつきやすいと思います。

ワクチンを打つ側、打ってもらう側も最低限の知識は持っておいた方が良いでしょう。

本日は以上となります。

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