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いつまで骨粗鬆症治療を続ければ良いのか?

[2022.03.10]

当院は開院以来、骨粗鬆症治療に力を入れております。

そんな中で患者さんから聞かれることとして、

いつまでこの治療(骨粗鬆症治療)を続けるのですか?

と問われることがしばしばあります。

一般的に高血圧・高脂血症(脂質異常症)・糖尿病に対する薬は改善例を除けば、基本的にはずっと内服し続けるものだという認識は皆さんの中にあるかと思います。

また血圧測定や採血などの結果でコントロールの良し悪しを判断できるため、治療継続率も骨粗鬆症に比べると高くなりがちであるのではないかと個人的には思っています。

一方、骨粗鬆症では、自覚症状はありません。骨密度や骨マーカーなどで比較可能な数値を測定するものの、すべてを網羅することはできず治療継続率が先に挙げた内科疾患ほど高くなりにくいと感じます。

それでも、骨折を起こして痛い思い(あるいは辛い思い)をされたり、手術までした経験のある方はしっかりと骨粗鬆症治療を継続している傾向があります。

みなさんは「骨密度」という言葉に馴染みがあるかもしれませんが一般的に骨の強さ(=骨強度)は、

骨強度=骨質+骨密度 

と表現されます。

「骨粗鬆症で骨がスカスカ」といった言葉は主に骨密度(骨の絶対量)の減少からイメージされていることは容易に想像できます。

そのため「骨密度」だけを評価することには限界があるのです。(といっても大事な指標である事は間違いないです。)

骨粗鬆症で用いる薬にも、個々の患者さん背景を考慮した上で、3つの因子のどこに作用させるかを考えて薬剤を選択することが大切です。

新型コロナウイルス禍での骨粗鬆症治療継続の意義

骨粗鬆症は上記の内科疾患とは異なり、自助努力(つまり生活習慣の改善)でなんとかなるものではない、という認識を持つことが重要です。自分で動ける状態を維持した上で長生きするための努力が必要であり、そのために薬物療法が柱となります。

よって新型コロナウイルスの感染が怖いので病院には行きたくない、という患者様にはかかりつけの整形外科クリニックにおいて治療継続をお願いすることもありますし、様々なタイプ(内服、自己注射、点滴、院内での皮下注射)や投与間隔(毎日、毎週、毎月、半年毎、一年毎)を持つ薬があるため、患者様の個々のライフスタイルにあった薬剤選択が可能ということを知って頂ければと思います。

骨粗鬆症は治療継続が重要!!

さて、3回目のコロナワクチン接種も大方65歳以上の方が打ち終えてきた頃です。今後は50代以下の方に接種券が届き始めることと思います。

問い合わせもあるのですが、当院では小児に対してのコロナワクチン接種は行なっておりません。ご了承下さい。

引き続き成人に対してのワクチン接種予約は受け付けております。

3月19日(土)  モデルナ 残りわずか

3月26日(土) モデルナ 予約可能

 

本日は以上となります。

むつみクリニック 整形外科・骨粗鬆症専門外来

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