イスラエルでは早期接種者の間でコロナ感染が急増しています
新型コロナウイルスワクチンの接種が世界で最も進んでいるイスラエルで、今年の6月以降新型コロナウイルス感染者が急増しています。同国での研究によると感染者および重篤な症状を有する感染者は、いずれも早期にワクチン接種を済ませた人達で発生率が高かったとの事です。これは有名な論文掲載誌であるN Engl J Medで報告されました。
イスラエルでは昨年12月にファイザー製ワクチンの集団接種が開始され、成人人口の約半数が3か月以内に2回接種を完了しました。しかし今年7月から8月にかけてCOVID-19の再感染や重篤な症状を有する患者が急増していました。さらに6月時点ではイスラエルでのCOVID-19感染例の98%がデルタ型となっています。
いずれの年代においてもワクチン接種が完了した時期が早いほど新型コロナウイルス感染の発生率は高くなり、重症COVID-19についても同様の傾向がみられています。
イスラエルにおける新型コロナウイルス感染の再拡大の理由として
①デルタ変異株が流行の主体を占めるようになった事に伴うワクチンの有効性の低下
②ワクチン接種で獲得した免疫機能の弱体化
が挙げられています。
イスラエルをはじめアメリカ、オーストラリアからは新型コロナウイルスワクチンの2回目接種から6か月経つと中和抗体価が低下すると報告されており、昨今テレビニュースなどでわが国でも周知されているのはご存じだと思います。
これらの結果を受けてイスラエル保健省は、5か月以上前にファーザー製ワクチンを完了した人たちに対して3回目接種(ブースター接種)を承認しています。
当院でも年明けから3回目接種を開始する予定ですが、特に制約がない限り、なるべく早期に希望者に対して3回目ワクチン接種を行う方針でいます。
詳しいスケジュールに関しては追ってお知らせいたしますのでお待ちください。
本日は以上です。
(参考資料 medical tribune No.22 vol.54)
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