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スキンケアの重要性 美容医療編

[2021.05.16]

本日は珍しく美容医療に関してのお話になります。

最近興味があって美容関連の教科書、技術習得などについて勉強しているのですが、共有できそうな内容があれば今回のようにブログでお話していきます。

最近では、若返り、アンチエイジングという言葉はよく聞かれるようになりました。「アンチ」というといいイメージが湧かないかもしれませんが、あえてここではいいなれているアンチエイジングという用語を使いたいと思います。

世界中で、もちろんここ日本でもアンチエイジング治療を受ける患者さんは増加し続けています。狭い意味では加齢によって減少した膠原繊維や弾性繊維を増加させてシワやたるみなどを改善させる治療を指します。こういった治療効果や治療の安全性に大きな影響を及ぼすのがスキンケアになります。

スキンケアとは

メイク落とし、洗顔、化粧水などの基礎化粧および紫外線防止剤の使用も含めてスキンケアとします。低刺激性や高機能製品など様々な商品が世に出ています。目的は、皮膚の正常機能を妨げる紫外線、乾燥、摩擦などをできるだけ排除し加齢変化をもたらす負荷をかけないことです。

スキンケアが必要な方とは

美容医療としてレーザー治療を受けたりする方だけにとどまらず、年齢、性別、治療範囲を超えて全ての方が対象となります。ゴシゴシ擦るような洗顔はNGですし、治療を受ける際も摩擦によって治療部に強い炎症を生じれば炎症後色素沈着を起こすリスクが高まります。

したがって男性でも、小さな範囲の治療でも適切なスキンケアを行う必要があります。

紫外線防止剤と適切な使用方法

ここ日本では夏場に紫外線防止剤を使用することが広く普及しています。白色人種では紫外線が皮膚悪性腫瘍の発症率を高めることから紫外線防止剤の使用が強く推奨されています。日本では光老化を主に防ぐ意味合いが強いです。紫外線の暴露量と皮膚老化の関連性はよく知られています。

紫外線防止剤のSPF(sun protection factor)値は皮膚に2mg/cm2の紫外線防止剤を塗布して測定します。一般に使用される量はこれよりはるかに少なく韓国の論文によれば実際の使用量はその1/4程度とされています。最近の紫外線防止剤は皮膚に対する負担が少ないため無理のない範囲で厚塗りをすれば良いでしょう。

女性であればファンデーションと塗る習慣があるため塗りもれがなさそうに思えますが実際は塗りもれのある方がほとんどです。

前額部、鼻尖部、口角部、眼瞼部、こめかみ部分に特に注意が必要です。

摩擦を避けるスキンケア

紫外線防止剤以外に、レーザー治療などにおいて重要なスキンケアは擦らないスキンケアです。

擦る行為によって皮膚の肌理が削られてしまいバリア機能が破壊され、毛細血管の拡張などを引き起こしてしまいます。

美容医療で治療を受ける際も患者自身にも医師任せでなく治療に参加している自覚を持ち日頃のスキンケアや習慣を見直す努力が必要です。

以下にスキンケア指導やレーザー治療についてのまとめを載せておきます。

  • 三大大敵(紫外線・摩擦・乾燥)から守る、逃れるスキンケアの実践
  • レーザー治療は不適切なスキンケアによる負の影響を消し去るわけでない(日頃からのスキンケアが大事)

(参考文献; 根岸 圭;MB Derma.262:83-90,2017)

いかがでしたでしょうか。少しユニークなお話でした。

本日は以上です。

お読みいただきありがとうございました。

 

むつみクリニック 整形外科・骨粗鬆症専門外来

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