お役立ちコラム

ストレス耐性を高める コロナに打ち負けないために

2021.01.17

嬉しいニュースではありませんがコロナによる倒産、精神的疲弊、ストレス過多、それに伴う自殺者数の上昇などが予想されます。

そんな中日本医師会からストレスに強くなるためのニュースが発信されています。以下にわかりやすく紹介したいと思います。

ストレス過多になると自律神経のバランスが崩れる

健康な体には、質の良い血液が体の隅々まで十分に流れています。その血液の流れをコントロールしているのが自立神経です。自律神経は内臓(心臓や肺、肝臓、腎臓など)をはじめとした体のあらゆる器官の働きを調整する役割があります。これは眠っている時も24時間働き続けていて自分自身の意思でコントロールはできません。

俗にいう「自律神経失調症」とは、不規則な生活習慣やストレスにより自律神経のバランスが崩れることを指します。

より詳しくいうと自立神経は交感神経と副交換神経に分けられます。交感神経が働くと血管が収縮し心拍数や血圧は上昇、気分は高揚して活動的な状態になります。(ケンカする時や興奮した時を想像するとわかりやすいでしょう)副交感神経が働くと血管が広がり心拍数や血圧は低下してリラックスした状態になります。(寝ている時などがこれに当てはまります。)

交感神経と副交感神経はどちらかが過剰に働くことは好ましくなく両方がバランスを取れた状態でいることが理想です。

様々な事情によりストレス過多の状態になると自律神経のバランスが崩れ、不眠や食欲不振、疲れがたまりやすいなどの不調が起こりやすくなります。

新型コロナウイルスとの戦いは戦争に例えられますが、まさにそうかもしれません、人類全体が疲弊しています。もはや天災と同じく個人の力ではどうにもならないレベルになっているかもしれませんがせめてストレスとうまく付き合う、ストレスに強い体を作ろうと前向きになることは大切です。

ストレスに強い体作りのための毎日しておきたい習慣

自立神経のバランスを整えるように毎日の習慣を見直すとストレス解消や規則的な生活習慣につながり健康的な生活を送るのに役立ちます。できることからはじめるのが重要です。

  • 朝めざめたら日光を浴び、朝食をとる        味噌・納豆・ヨーグルトなどの発酵食品と食物繊維は腸内環境を整えるために積極的にとりましょう
  • 1日1回3分間程度、ゆっくりとした深い呼吸をする  鼻からゆっくり息を吸い、吸うときよりも時間をかけてゆっくり口から息を吐きましょう
  • 適度な運動                    少し汗ばむ程度、軽く息が上がる程度にウォーキングや階段の登り下りをしましょう(外で行う場合は、公園など開けた場所で感染防止に注意しながら)
  • こまめに水分を補給する              脱水は自律神経のバランスを乱します
  • 寝る前にお風呂に入り、適温のお湯(39-41度)に浸る 質の良い睡眠につながります

本日は以上となります。

(参考文献;日本医師会 健康プラザ ストレスに強くなろう)

むつみクリニック 整形外科・骨粗鬆症専門外来

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