10月20日は世界骨粗鬆症デーになります。
先日政府が骨粗鬆症の検診及び治療体制を強化する意向であるというニュースが取り上げられていました。
健康寿命を伸ばすために自身の骨の健康についても今一度再考してみることが大切です。
骨粗鬆症なんて自分には関係ない、と思っている方でも以下の既往をお持ちである方は注意が必要です。
以下のいずれもが骨粗鬆症と関連することが証明されています。
- 糖尿病、高脂血症、喫煙、
- 心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの動脈硬化性疾患
- 慢性腎臓病、甲状腺疾患、
- ステロイド内服歴または現在使用している方
骨粗鬆症で注意したいポイント
骨粗鬆症で注意しておきたいポイントは以下になります。
- 60歳代女性の5人に1人は骨粗鬆症
- 原因の1つは閉経による女性ホルモンの減少
- 骨折は寝たきりなど要介護の大きな原因になる
- 骨粗鬆症は自覚症状がなく気付きにくい
早めの検査、骨の健康チェックができる医療機関へ相談を
ご家族の中で腰や背中に痛みや曲がりのある方、身長が若い頃より2cm以上縮んでいる方は、すでに骨粗鬆症を発症して背中の骨の骨折が起きている可能性があります。さらに女性は閉経を機に劇的に骨量が落ち込むので定期的にチェックを受けることも良いでしょう。
早めの治療が骨折の連鎖を断ち切るために重要ですので、骨の健康チェック(骨密度検査や骨代謝マーカーなどの測定)が可能な医療機関を受診しましょう。また骨粗鬆症は基本的に症状がないまま進行する疾患であるため気になる症状がなくても骨の状態を確認することも大切となります。
親子で一緒に検査へ
骨粗鬆症は、普段の生活や閉経などの影響を受ける疾患ですので若いうちから自身の骨量(骨密度)を知っておくことが大切です。
現時点での骨の状態を確認することで、骨量(骨密度)が低くても食生活や運動で改善を図ることができます。
骨量(骨密度)は遺伝的要因の影響を受けることもあるので、ぜひご家族と一緒に検査を受けてはいかがでしょうか。
現在むつみクリニックの整形外科では該当する患者様に診察室で骨粗鬆症リーフレットを手渡しでお配りしています。一人でも多くの方に骨の健康意識を高めていただき、結果的に健康寿命を伸ばし、より良い人生を歩んでいただければと思います。
本日は以上となります。
むつみクリニックを引き続き宜しくお願いいたします。
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