股関節の痛み

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股関節の痛みから考えられる疾患

変形性股関節症

変形性股関節症

変形性股関節症は、股関節の軟骨が摩耗し、骨と骨が直接擦れ合うことで炎症や痛みが生じる疾患です。初期は動作時の痛みから始まり、進行すると安静時にも痛みを感じるようになるほか、股関節の可動域制限や歩行障害を伴うようになります。

原因としては、加齢による関節の変性、外傷後遺症、臼蓋形成不全(骨盤の凹みが浅い股関節)、関節リウマチなどが挙げられますが、原因がはっきりしないもの(一次性変形性股関節症)もあります。

 

大腿骨頚部骨折

大腿骨頚部骨折は、大腿骨の付け根部分(頚部)で起こる骨折です。青壮年の方であればこの部位の骨折が起こることは少ないのですが、骨密度の低下や骨の脆弱化が進んでいると、転倒などの軽微な衝撃でも骨折が起こるようになります。そのため、ご高齢の方に多く見られます。

骨折発生直後の激しい股関節部の痛みや起立不能、その後の歩行困難などが主な症状です。骨粗鬆症を基盤として発生することが多いため、骨折そのものの治療に加えて骨粗鬆症の進行抑制も重要となります。
 

大腿骨転子部骨折

大腿骨転子部骨折は、大腿骨の上端部(転子部)で起こる骨折です。交通事故や転落などによって大きな衝撃を受けた際に発生しますが、高齢者など骨の脆弱化が進んでいる方では、転倒によるわずかな衝撃でも発生する可能性があります。

股関節部の痛みや腫れ、歩行困難などの症状が現れます。大腿骨頚部骨折と同様に、骨粗鬆症がリスク因子となる点にも注意が必要です。基本的には全例が手術適応となり、予後を良好なものとするためには、受傷後速やかな手術が必要となります。
 

リウマチ(リウマチ性股関節症)

リウマチ性股関節症は、股関節に炎症が起こる疾患です。慢性的な炎症により関節軟骨や骨が破壊され、痛みや可動域制限、変形などが生じます。

自己免疫疾患の一つで、原因は未解明な部分も多いですが、早期診断と適切な治療により、症状と進行の抑制が期待できます。

大腿骨頭壊死

大腿骨頭壊死は、大腿骨頭の血流が障害されることで骨組織が壊死する疾患です。初期は無症状のことも多いですが、進行すると股関節の痛みや可動域制限が現れます。原因不明のものが多いですが、ステロイドの長期使用や過度の飲酒、外傷なども関与します。

先天性股関節脱臼

先天性股関節脱臼は、生まれつき股関節の骨頭が、骨盤側の受け皿である「臼蓋(きゅうがい)」から外れている、または外れやすい状態を指します。新生児期には症状がほとんどなく、歩行開始後の跛行や脚長差によって発見されることが多いです。

関節の柔らかい女児に多く見られ、家族歴があったり、冬場の出生(※)であったりする際にリスクが高まる傾向にあります。

(※)寒さ対策で、厚い服で足を固定される期間が長くなるため

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