ロコモティブシンドローム

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ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、筋肉、骨、関節といった運動器の衰えにより、運動機能が低下している状態を指します。運動機能の低下は外傷や疾患、加齢などによって起こり、放置されると次第に日常生活に支障をきたし、要介護や寝たきりのリスクが高まるほか、間接的に認知機能にまで悪影響を及ぼす可能性もあります。

ロコモの頻度は加齢に伴って増加します。日本は世界有数の長寿国ですが、健康寿命と平均寿命には差があります。早めの対策によって加齢による運動機能の低下を抑え、この差を縮めることは、QOL(生活の質)の向上と社会的な課題解決につながるのです。

ロコモ・フレイル・サルコペニア

ロコモと似た言葉に「フレイル」や「サルコペニア」があります。いずれも身体機能の低下によって要介護状態に陥る可能性がある状態という点では共通していますが、それぞれの意味は厳密には異なります。それぞれを簡単にまとめると以下のようになります。

  • フレイル:加齢による心身の衰えにより、生活機能障害、要介護状態、死亡などに陥りやすい状態
  • サルコペニア:加齢による筋肉量の減少や筋力低下、身体機能の低下が生じている状態
  • ロコモティブシンドローム:運動器の機能低下によって身体能力が低下した状態

上記から「サルコペニアはロコモに内包される概念」とお考えいただいてよいでしょう。また、フレイルが指すのは身体機能のみではないため、「フレイルの中にロコモが含まれる」と捉えることができます。さらに言えば、「サルコペニアやロコモが進行することでフレイルに至る」とお考えいただくとよりシンプルです。

フレイルやサルコペニアについて詳しくはこちらもご覧ください。

ロコモティブシンドロームによる代表的な症状

ロコモに該当する主な症状としては、以下が挙げられます。これらは整形外科的な疾患や外傷が原因で生じることもありますが、加齢に伴う筋肉量の低下によっても起こります。これらを放置すると徐々に移動に制限がかかり、お一人で日常生活を送ることもままならなくなります。

  • 歩行速度の低下
  • 階段の上り下りが困難
  • 立ち上がりや座るのが辛い
  • 起立時・歩行時のバランスが取りにくい
  • 腰痛や膝の痛み
  • 転倒しやすくなる など

ロコモティブシンドロームの予防

ロコモの予防には、生活習慣の見直しと定期的な健康管理が重要です。大阪市住之江区・北加賀屋のむつみクリニックでは、地域のかかりつけ医として、皆様の末永い健康のためのお手伝いをさせていただきます。健康に関する不安がございましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。

運動習慣の確立

適度な運動は筋力維持と骨密度向上に効果的で、運動機能の低下を抑えてくれます。ウォーキングや水泳などの有酸素運動、スクワットや片足立ちなどの筋力トレーニング、ストレッチなどをバランスよく行いましょう。

「運動しなければいけない」と過度に意気込むのではなく、生活の中に体を動かす工夫を無理なく取り入れていくことが大切です。

バランスの取れた食事

骨を作るカルシウムやビタミンD、筋肉の生成と健康に不可欠なタンパク質やビタミンC、鉄分などを十分に摂取することが重要です。乳製品、魚類、野菜、果物などをバランスよく食べましょう。

むやみやたらに“健康にいいもの”を摂取するのではなく、栄養バランスを考えた食生活を送ることが大切です。

定期的な健康チェック

骨密度検査や筋力測定など、定期的な健康チェックを受けることで、ロコモの早期発見・早期対策が可能になります。

生活環境の整備

加齢とともに治癒能力が低下するため、余計な外傷を負わないような住環境づくりも大切です。たとえば、転倒予防のために段差の解消や手すりの設置などを検討しましょう。

社会参加と生きがいづくり

積極的な社会参加や趣味活動は、心身の健康維持に役立ちます。積極的なイベント参加や趣味への熱中などは、毎日をより明るく活気づいたものにしてくれます。

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