今年も早いところで3か月経過しました。本日は昼から晴れる予定で少しあたたかくなりそうです。
我が家も桜や桃の木を置いていて、水やりしながら開花するのを楽しみに過ごしています。
さて、タイトルにあるように小児(5-11歳)へのワクチン接種が本格的に始まっています。
そこで冷や水を浴びせる訳ではありませんが注目すべき論文が発表されたので共有したいと思います。
小児へファイザー製ワクチンを接種したデータからの引用ですが、
- オミクロン株に対する効果は弱い
- 効果が長続きしない(1か月程度の効果にとどまる)
接種終了後5週を経過すると、5-11歳の小児にとってオミクロン株に対して有意な防御効果は認められませんでした。より具体的に言うと、ワクチンの効果は2回接種が完了してから1か月経過した時点で12%低下まで下がってしまうようです。
それでも5-11歳の小児に対してワクチン接種することは重症化を抑えることに役立つため依然として接種することは推奨されると思います。
すべて英語になりますが原著論文を見たい方は下にリンクを載せていますのでご覧ください。
【参考文献】 Vajeera Dorabawila,PhD et al.Effectiveness of BNT162b2 vaccine among children 5-11 and 12-17 years in New York after the Emergence of the Omicron Variant
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