先日こんな記事がネットニュースに挙げられていました。
以下、引用になります。
「骨粗鬆症検診見直しへ 対象拡大、早期に把握、厚労省」
骨量が減り軽い転倒などで骨折しやすくなる「骨粗しょう症」の検診に関し、厚生労働省が実施要領を見直す検討を始めたことが29日、同省への取材で分かった。対象者拡充も想定し、早期に患者や“予備軍”を把握することで治療や適切な健康管理を促す狙い。政府が掲げる健康寿命の延伸に向け、対策を強化する。 骨粗しょう症は加齢などに伴い、古い骨を壊す細胞と新しい骨をつくる細胞のバランスが崩れることが主要因で起こる。骨がもろくなり、立ち上がる際に体が痛んだり身長が縮んだりすることがある。お年寄りでは骨折がきっかけで寝たきりになってしまう例もみられる。(引用終わり)
現在、人間ドックや健康診断などで測定される骨密度検査は信頼性の高い検査とは決して言えず、数値のばらつきも多いためスクリーニングとして機能していないのではないかと思います。(あくまで個人的な意見です)
せっかく検査するのだから患者さんにとって意味のある検査方法を提供することが大切だと思いますが、今まで骨の健康、骨粗鬆症について認知されていない、他の生活習慣病に隠れて重要性が低いと理解されていた、などが要因なのかもしれません。
とは言っても、日本人は世界的に見ても最も長生きする国であることから健康寿命をいかに長くするか、と考えた際に骨格系(筋肉や骨)が重要となってくることは当たり前と言えば当たり前なのでしょう。
今後政府や厚生労働省から骨粗鬆症検診について新たな提言が発表されると思いますが、またブログでご紹介できればと思います。
当院は一般整形外科はもちろんの事、骨粗鬆症治療についても専門的かつ一人一人に合った治療法、栄養指導などを行なっております。問診や検査の結果、全員が薬物治療となる訳ではありません。検診やドックでの検査結果や他院での骨密度検査結果などを持参されるとよりスムーズです。お気軽にご相談ください。
【お知らせ】
オミクロン対応ワクチンの接種日は以下となっています。まだ空きがありますので接種希望かつ接種券をお持ちの方はぜひご利用ください。
10月 8日(土)12時半〜
10月22日(土)12時半〜
10月もむつみクリニックを宜しくお願い致します。
むつみクリニック 院長