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院長ブログ

子宮頚がん・子宮頚がんワクチンについて part2(2021.04.20更新)

今回は子宮頚がん・子宮頚がんワクチンに関するお話の続きとなります。

→前回記事はこちら

わが国では、年々若年女性において子宮頚がんにかかる患者さんが増えてきています。そのためHPVワクチン接種と検診で予防しましょう、というお話でした。

今回はワクチンに焦点を当てて話したいと思います。

 

ガーダシル®︎について

現在国内で公費負担で接種できるHPVワクチンは「ガーダシル®︎」のみになります。これは4価ワクチンと呼ばれ、ヒトパピローマウイルス(HPV)6,11,16,18型の4タイプのウイルス感染を防ぎます。

ガーダシル®︎に含まれる4つのHPV型により日本人の子宮頚がんの原因となるHPV型の65.4%をカバーすることができます。

適応は9歳以上が対象となります。

接種スケジュールについて

ガーダシル®︎は初回、2ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目を接種します。

通常、腕に筋肉注射を行います。(いま何かと話題になっている新型コロナウイルスワクチンを同じ投与方法になります。)

3回接種することで十分な予防効果が得られるため3回目まできちんと接種することが大切です。

※注意すべきは、3回とも同じHPVワクチンを打つことが重要です。

副反応について

特に注意が必要な反応

  • 過敏症反応(アナフィラキシー 気管支痙攣 蕁麻疹など)
  • ギランバレー症候群
  • 血小板減少性紫斑病
  • 急性散在性脳脊髄炎

その他の症状

  • 注射部の痛み 赤み 腫れ
  • 頭痛 発熱
  • 体のふらつき 寒気など

よくある質問内容について

①接種のスケジュールが遅れてしまった場合

 初回接種の2ヶ月後または6ヶ月後の接種スケジュールから遅れた場合は、気づいた時点でなるべく早く接種してその後のスケジュールを継続します。最初からやり直す必要はありません。

②ガーダシル®︎の接種が完了したので検診は不要なのか?子宮頚がんには一生ならないのか?

 ワクチンを接種したとしても100%予防できる訳ではありません。20歳を超えたら定期的に子宮頚がん検診を受ける必要があります。

③ガーダシル®︎の接種後に妊娠した場合はどうすれば良い?

 3回接種を完了する前に妊娠した場合は医師の相談の上、次の接種を出産後まで延期しましょう。

④ガーダシル®︎を接種することで子供ができにくくなることはありますか?

 ガーダシル®︎の接種によって子供ができにくくなるという報告はありません

最新の9価ワクチンについて

先日、国内で9価ワクチン「シルガード®︎9」が発売されました。

これはHPV6,11,16,18,31,33,45,52,58型に感染することを予防する効果を持ちます。残念ながら公費ではなく自費での接種となりますが注目されているワクチンです。

こちらのワクチンも9歳以上が対象となっています。

当院でも子宮頚がんワクチン接種が可能となっております。

シルガード®︎9についても接種できる様準備する予定です。

気になる方はぜひお問い合わせください。

いかがでしたでしょうか?

これで子宮頚がん・子宮頚がんワクチンについてのお話は一旦終了となります。お読み頂きありがとうございました。

(参考資料;MSD製薬「ガーダシル®︎を接種された方へ」「適正接種の手引き」)

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